「IFD(イフダン)」は、一度の取引で同時に2種類の注文を行うものです。
もし、IFDで最初の注文が約定すると、もうひとつの注文が自動で発動することになっていることが特徴です。

例を挙げてみましょう。
1ドル=75円の時に、1ドル=76円になったら米ドル買いの注文を出す場合、それと同時にもうひとつの注文として、1ドル=78円になったら売るという注文を出します。
ここで、1ドル=76円での米ドル買い(最初の注文)が約定すると、自動的に1ドル=78円で売りの注文(後の注文)が出るのがIFDという注文方法なのです。

IFDは、先の例のように利益を確定するタイプの注文と、損失を確定する(制限する)タイプの注文があります。
損失確定のタイプは、1ドル=75円の時に、1ドル=76円になったら米ドル買いの注文を出す時、それと同時に、1ドル=74円になったら売るという注文をするのです。
これで自動的に損失は1円に確定されます。
このように、IFDは大きく分けて2種類の使い方があるのです。

ただし、IFDには注意点が2つあります。
1つめの注意点は、IFDにおける後の注文は、最初の注文が約定しないと発動されないということです。
ですから、最初の注文は、約定しやすい価格を設定しなくてはなりません。

2つめの注意点は、2つの注文を同時に出せるものの、「ひとつの注文における決済はひとつ」という原則を持っているということです。
先の例で言うと、利益確定のタイプのIFD注文で、最初の注文(1ドル=76円で買い)が約定し、後の注文(1ドル=78円で売り)が発動した時点で、相場がマイナスに動いたケースです。
もし、どんどん1ドルの価格が下がっていった場合、損失は膨らんでいくわけですが、ここでの損切りは自動的には行ってくれないのです(決済は、「1ドル=78円で売り」のひとつだけ)。
これらの点に注意して、IFD取引を活用するようにしてください。

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