「逆指値(ぎゃくさしね)」は、その名の通り、指値の逆の注文方法です。
つまり、指値が「今より安くなったら買う、今より高くなったら売る」という取引であるのに対し、「今より安くなったら売る、今より高くなったら買う」という取引なのです。
一見すると、不利な売買に見えますが、実は特定の条件下において効果的な注文方法です。

まず、相場のトレンドが上昇したり、下降した時に、その流れに自動的に乗ることができるという特徴を持っています。
そのため、動きがあることを予測したら、この逆指値を入れておくのです。
例えば、上昇トレンドを予測したら、「今より高くなったら買う」と言う注文を出すわけです。
こうすることによって、予測したトレンドの方向で売買を行うことができるのが逆指値なのです。

次に、逆指値にはストップ・ロスという効果があります。
これは簡単に言うと、損失をできるだけ小さくしたい時にこの逆指値を使うわけです。
例えば、米ドルが上がることを期待して買ったとしても、その通りにいかないこともあります。
1ドルが今77.00円で、そこから79.00円に上昇することを予測しても、実際には75.00円に下がってしまう可能性もありうるわけです。
そこで、損失は最低限に抑えたい、例えば損失を1円くらいには…と考えた場合、「78.00円になったら買い、76.00円になったら売る」という逆指値の注文を出します。
そうすると、76.00円になると売りに出されますから、77.00円から1円の損失で押さえることが可能になるということです。
これがストップ・ロスと呼ばれるリスク回避の方法のひとつです。

まだ、これを逆に利用して「自動的に利益を確定する」という方法にも用いることができます。
米ドルが1ドル77.00円の時に買うことができました。ここから大きな値動きがあり、1ドル80.00円まで動いたとします。
ここで、「1ドル79.00円で売り」の逆指値を入れておくと、どんなにレートが下がっても、79.00円の時点で売られますから、2円の利益を確定することができるわけです。
このように、色々な局面で使える逆指値ですが、なかなか最初は感覚が掴めないかもしれません。
そういう時は、デモトレードなどで試してみてから実践に取り入れるのもひとつの方法です。

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