ナンピンとは「評価損を追いかけるために、ポジションを追加する」という取引方法です。
例えば、1ドル=78円で1万通貨のポジションを持つと78万円です(レバレッジを考えず)。
ここで、1ドルが76円に下がったという状況を考えてみましょう。
評価損は78-76で2万円。
これをなんとか取り戻そうと「追いかけてポジションを追加しようとする」、これがナンピンです。
1ドル=76円に下がってしまった所で、もう1万通貨のポジションを持ちます。
すると、合計では2万ドル、78万円の1万ドルと76万円の1万ドルで、平均すると77万円のコストにすることができました。
2円も下がってしまったドルがさらに2円戻るのは大変だから、せめて1円戻れば、77万ドルでチャラになる…ということを期待しての考えですが、これは“相場が回復する”という前提に乗っ取った大変危険な取引です。
もし、相場が回復せず、さらに下がってしまった場合、1万通貨ではなく2万通貨になっていますから、損失も2倍になることを意味しています。

どうしても損益というリスクを回避しようと追っかけてしまいがちですが、まず損失を確定するべきです。
そのまま追いかけていると、どんどんリスクだけが大きくなっていくことを忘れないようにしましょう。
無意識のナンピンは奈落への道標なのです。

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