FXと同じように外国の通貨を買う投資としては、「外貨預金」というものがありました。
今ではFXの勢いに押されていますが、かつては外国通貨取引の主流でもあったのです。
では、外貨預金とFXはどんな点に違いがあるのでしょうか。
以下に大きな差を挙げてみました。
(1)手数料
(2)取引時間
(3)元手

1つめは、手数料の差です。
外貨預金と比べ、FXの手数料は極めて安いのです。
外貨預金の場合、円を外貨にする時に1円、外貨から円にする時に1円の手数料がかかります(ドルの場合)。
つまり、1回の売買取引で2円の手数料がかかるというわけです。
ドルの値動きは1~2円の幅と言われていますから、例えドルの値段が上がって利益になったと思っても、手数料でゼロになることもあり得ます。
しかし、FXの手数料は、取り扱い業者にもよりますが、ほとんどが数銭~ゼロの範囲です。
この点だけ見ても、FXが手軽だと言われる理由が分かると思います。

2つめは、取引時間です。
外貨預金は、取引の価格が午前10時間で固定されています。
つまり、次の日の10時にならなければ、変更されたレートで取引を行うことができないのです。
もし、この間に、通貨の価格に大きな影響を与えるイベントがあった場合、外貨預金は次の日まで待たなくてはなりません。
これに対し、FXは24時間いつでも価格が変動しており、いつでも取引ができますから、チャンスを逃すこともないというわけです。

最後は、元手の差です。
FXは少額の資金しかなくても、その十倍以上もの取引を行うことができます。
しかし、外貨預金の場合、その金額自体を必要とします。
1ドル=78円を1万ドル買うならば、78万円(+手数料)が必要なのです。

このように、外貨預金とFXには様々な差があるわけですが、外貨預金はそもそも短期での取引を目的しとしたものではありません。
極めて長期的な金利の上昇を狙ったものですから、一概に外貨預金が悪いという訳ではないことに注意して下さい。

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