テクニカル分析を行う上で知っておきたいのが、チャートとローソク足の読み方です。
まず、チャートですが、為替のレートの動きをグラフにしたものです。
グラフは、通常、縦軸が為替のレート、横軸が時間帯を示しています。
この時間帯は、1分という細かいものから、1年という大きなものまで色々あり、用途に応じて使い分けることになります。
大きく分けると、日足、週足、月足の3つに分かれており、

  • 日足…1日ごとのレート
  • 週足…1週間ごとのチャート
  • 月足…1ヶ月ごとのチャート

を指してこのように呼びます。

さて、チャートの中で示されるレートですが、その価格によって4種類の「値」というレートで分類し表示されます。

  • 始値:その時間帯における開始時間の為替レート
  • 終値:その時間帯における終了時間の為替レート
  • 高値:その時間帯における最も高い価格の為替レート
  • 安値:その時間帯における最も安い価格の為替レート

こうした4つの価格を、ひとつの形にまとめたものが「ローソク足」です。

ローソク足は、チャートの始値・終値・高値・安値の情報をひとつの記号で示します。
ローソク足の構成は、太い線である「実体」と、細い線である「ヒゲ」が組み合わさっています。
このうちヒゲは、多くの場合、実体の上と下に突き出る形で示されます。
まず実体ですが、為替レートが値上がりしたか/値下がりしたかを、色で示します。

  • 実体が白い…終値が始値より高いという、値上がりを意味します→「陽線
  • 実態が黒い…終値が始値より低いという、値下がりを意味します→「陰線

要するに、陽線が多く出ている場合、為替レートは上昇する傾向にあり、陰線が多く出ている場合は下降する傾向にあるということです。
次にヒゲですが、瞬間的に記録した高値・安値を示したものです。
長いヒゲが出た長い場合、為替レートが転換する時期に来たとされ、上昇もしくは下降のエネルギーを使い果たしたと考えられます。
もし上に長いヒゲが出た場合、上昇のエネルギーを使い果たし、下降していく傾向・可能性が出てきます。
逆に、下へ長いヒゲがでた場合、下降のエネルギーを使い果たし、上昇していく傾向・可能性が出てくるというわけです。
では、チャートが上昇する可能性の高いケースと、下降する可能性の高いケースを紹介します。
あくまでも可能性・傾向ということですから、絶対ということではないことに注意してください。

<チャート上昇が期待できるローソク足>

  • 陽線に長い下ヒゲ…大きな下落の後に出ると、買いのエネルギーが強くなっていると考えられる。
  • 陰線に長い下ヒゲ…勢いは陽線の場合よりも弱いものの、上昇の期待は持てる。
  • 陽線に上下ヒゲなし…大きく上昇する可能性が高い。

<チャート下降が考えられるローソク足>

  • 陰線に長い上ヒゲ…下落中に出ると、さらに下落の可能性が高いと考えられる。
  • 実体がほとんどなく(「-」のように横線になっている)、上ヒゲ…下降の可能性が極めて高い。

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