テクニカル分析のひとつに「平均移動線」と言う手法があります。
これは「一定期間の過去の値動きを平均化し、その値を結び合わせた線」によって分析を行うという、非常に分かりやすく・明解な方法です。
平均移動線の分析を行うことで、日々の不規則な変動を平坦に、平準化することができます。
この平均線と現在のレートの水準などを比較・確認することで、今度の動きを予測していくわけです。

ここで「一定期間の」と言う部分がありましたが、どの程度の期間を平均化すべきでしょうか?
一般的には「短期のトレンドは5日や8日」「中期のトレンドは20~50日」「長期のトレンドは90日~100日」というのが目安です。
どの期間が正解と言うことはなく、自分が行おうとする取引の期間を選ぶということが大切です。

移動平均線のメリットは、計算で機械的にトレンドのラインが引かれるため、人間の直観や感覚を除外して、これからのトレンドの方向・変換などといった動きを確認できる点にあるのです。
しかし、移動平均線にもデメリットはあります。
それは、為替レートの動きに対してタイムラグがあるという点です。
為替レートの上昇は基本的にリアルタイムですが、移動平均線はリアルタイムには上昇しません。
線を引く期間にもよりますが、平均する期間の4割~5割くらい遅れる傾向にあるのです。
ですから、移動平均線は絶対的な指針ではない、と言うことは覚えておくべきです。

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